【収録作品】

特集「横溝正史」
　父の仕事机によせて by 野本瑠美（横溝正史次女）
　映画「猛襲」あれこれ by 浜田知明
　横溝正史における改稿の意欲－」「死仮面」の場合－ by 山口直孝
　博文館における編集者としての横溝正史 by 湯浅篤志
　横溝正史「双生児」論－江戸川乱歩「双生児」を視座として－ by 黄如萍
　岩田準一と「探偵小説」編集長としての横溝正史－「江戸川乱歩館」所蔵・横溝正史・書簡（昭和六年十二月十七日）について－ by 森永香代
　横溝正史「呪いの塔」論－その編集者的創作法を考える－ by 横井司
　横溝正史「朝顔金太捕物帳」論－「影右衛門」を中心に－ by 杉本裕樹
　横溝正史・作「獄門島」における漱石・作「草枕」の影響と、「草枕」に於ける探偵小説的興味について［前篇］ by 村上裕徳
　横溝正史と中井英夫－ニアミスとしての軽井沢幻想－ by 小松史生子
資料
　大正十一年「探偵小説　二銭銅貨」の翻刻と解題－江戸川乱歩の日記帳（大正四～七年）から－ by 塩井祥子
　　解題
　　翻刻「探偵小説　二銭銅貨」
論考
　木々高太郎における純文学の試み－石和浜次郎名義作品を中心に－ by 樽本真応
　渡辺啓助と中東－沙漠・石油・イスラーム－ by 杉本裕樹
資料
　渡辺啓助追跡（9）－一九五八年九月～五九年一月－ by 浜田雄介（資料紹介）
　書誌：橘外男著書目録（生前篇その二） by 中島敬冶
論考
　新・探偵作家の足跡「向日葵（むかいまもる）・黒輪土風・本多喜久雄・埴輪史郎・膳哲之助」 by 黒田明
『新青年』翻訳リスト（昭和編その四） by 沢田安史（編）
情報
　続・書誌の補遺－書誌系サイト「夢現実半球」編－ by 黒田明
批評・紹介・感想「くぉう"ぁでぃす」
　浜田雄介著「『新青年』研究後悔記」 by 大鷹涼子
　張元著「探偵小説作家・大庭武年試論－『十三号室の殺人』から『小盗児市場の殺人』へ－」 by 横井司
　松田祥平著「古き<芸術>へのエレジー－探偵小説史における江戸川乱歩『パノラマ島奇談』の位置－」 by 穆彦〇　→　（注）〇は「女」偏に「交」
　塩井祥子著「翻刻『恐ろしき錯誤』プロット」 by 杉本裕樹
　吉野泰平著「松本清張『日本の黒い霧』における複数性を生かす議論の可能性－『便乗型の暴力』を乗り越えるために－」 by 井川理
　ベント勇亮ヘンリー著「水谷準『ウイルソン夫人の化粧室』論－楽観的『被占領観』の産物－」 by 浜田雄介
　小松史生子著「ミステリと南洋表象－非歴史化される<秘境>－」 by 穆彦〇　→　（注）〇は「女」偏に「交」
　姫路文学館・北館「生誕一〇〇年記念　山田風太郎展」 by 大鷹涼子
　竹内康浩著「デュパン対ホームズ対アーチー－トウェインの探偵小説の闇－」 by 平山雄一
　探偵小説研究会「『CRITICA』第17号　特集－華文ミステリ－」 by 杉本裕樹
　小松史生子著「戦後探偵小説と新宗教－高木彬光・横溝正史・松本清張－」 by 井川理
　宮本和歌子著「江戸川乱歩『お化人形』に描かれた神戸」 by 穆彦〇　→　（注）〇は「女」偏に「交」
　余△欣著「江戸川乱歩とコナン・ドイルの『シャーロック・ホームズ』－乱歩による翻訳と論文を中心に－」 by 平山雄一　→　（注）△は「王」偏に「文」
　山口政幸著「クリスティーから清張へ－第二の殺人あるいは無差別殺人を考える－」 by 横井司
　脇坂健介著「戦時下における<人種>と<精神>－久生十蘭『最後の一人』論－」 by 杉本裕樹
　吉備路文学館「特別展　横澪正史生誕120年－探偵小説作家と岡山の風物詩と人情－」 by 大鷹涼子
　日暮雅通著「シャーロック・ホームズ・バイブル－永遠の名探偵をめぐる170年の物語」 by 平山雄一
　野崎六助著「快楽の仏蘭西探偵小説」 by 横井司
　小樽文学館「生誕121年　小栗虫太郎展」 by 浜田雄介
　怪異怪談研究会監修・乾英治郎・小松史生子・鈴木優作・谷口基編「<怪異>とミステリ－近代日本文学は何を『謎』としてきたか」 by 乾英治郎
横道通信－会員の近況・例会記録・情報掲示板－
　会員の近況
　　天瀬裕康・井川理・乾英治郎・大鷹涼子・柿原和宏・川崎賢子・黒田明・黄如萍・小松史生子・佐野広美・沢田安史・塩井祥子・柴田季克・杉本裕樹・
　　鈴木優作・谷口基・樽本真応・中島敬冶・中西裕・西川蘭・浜田雄介・平山雄一・穆彦〇・松田祥平・村上裕徳・森永香代・湯浅篤志・横井司　→　（注）〇は「女」偏に「交」
　例会記録（二〇二二年四月～二〇二三年三月）
情報掲示板
旧号執筆者の皆様
編集後記 by 伊、洲、蠣、汐、湯