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犬神財閥の創始者・犬神佐兵衛が残した遺書。
それによると、遺産は諏訪神社の神主・野々宮大弐の孫娘・珠世が、三人の孫(佐清、佐武、佐智)のうちから婿に選んだものに与えるという・・・。
莫大な遺産を巡り激しく憎みあう犬神家の人々。
そしてこれは、次々と起こる惨劇の幕開けに過ぎなかった。
犬神家の家宝「斧・琴・菊」と関係づけられた凄惨な連続殺人の数々に金田一耕助が挑む・・・。
テレビで映画で、常に大ヒットとなった話題のオリジナル作品
(カバーより引用)
04 犬神家の一族
(装幀デザイン・ASANUMA剛Q)
【収録作品】

犬神家の一族

付録資料
 作者の言葉(「キング」昭和24年12月号)
 品よく面白く(「講談倶楽部」昭和26年7月号折込広告)
 原作者の言葉−意図を果す(講談社<傑作長篇小説>全集昭和26年7月配本分巻末広告)
 犯人は誰? 大懸賞募集!(「キング」昭和26年四月号「雪の雪ヶ峰」の章の末尾に掲載)
 探偵小説の構想(「宝石」昭和26年10月号、部分掲載)
 「犬神家の一族」について(映画パンフレット昭和51年10月)
 「犬神家の一族」の思い出(「真説金田一耕助・8」毎日新聞日曜くらぶ、昭和52年1月16日)
 『犬神家の一族』連載の頃(平成18年10月17日) by 斎藤稔(元講談社取締役「キング」編集者)・浜田知明

解説 by 浜田知明