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| 「おれがかえってやらないと、三人の妹たちが殺される・・・・・・代わりに僕門島へ行ってくれ」 ―ニューギニアで共に戦った鬼頭千万太の最後の言葉を胸に、鬼頭家が網元として君臨する獄門島に降り立った金田一耕助。 耕助がそこで見たのは、雪枝・月代・花子の三姉妹がいる本家と、志保・儀兵衛が取り仕切る分家とが半目し合う鬼頭家一族の姿だった。 やがて千万太の予言どおりに、血も凍る殺人事件が発生・・・・・・。 瀬戸内海の孤島に渦巻く、世にもおぞましい計略に耕助は気づくことができるのか？ 著者自身『本陣』と並ぶ傑作と自負した、横溝ミステリーの最高潮！ （カバーより引用） 2007年2月20日発行。 |
| 02 獄門島 （装幀デザイン・ASANUMA剛Q） |
| 【収録作品】 獄門島 付録資料 作家の言葉（「宝石」昭和21年12月号） → 目次（作者の言葉） 初刊本あとがき（「岩谷書店『獄門島』昭和24年5月） 「獄門島」懐古Ⅰ（『真説金田一耕助』） 「獄門島」懐古Ⅱ（『真説金田一耕助』） 特別座談会「父・横溝正史を語る」その１－戦時中から岡山疎開まで－ by 横溝亮一（りょういち・長男）・高松宜子（よしこ・長女）・野本瑠美（るみ・次女）・浜田知明（聞き手） 解説 by 浜田知明 |