【収録作品】

偽書渉猟（16）「西埜森夫全集・第三十三巻（『アジア冬物語』ほか）解説」 by 山口泉（やまぐちいずみ・作家）　→　（注）目次のタイトルは「偽書渉猟（17）」
科学と抒情（5）「櫻散る」 by 赤瀬川原平
詩
　骨切の次第について」 by 多田智満子
　田端の竹 by 諏訪優
　「ウブッドの夜」他二篇 by 川田絢音
　小詩集「遭難」 by 吉田文憲
塑像遍歴（13）「演劇の一場面－ハムレット－」 by 小島信夫（こじまのぶお・作家）
特集「江戸川乱歩－レンズ仕掛けの猟奇耽異－」
　禁じられた書物
　　乱歩中毒 by 色川武大（いろかわたけひろ・作家）
　　退屈という精神病 by 別役実（べつやくみのる・劇作家）
　　あぁ、自分が許せない。 by ささやななえ（マンガ家）
　乱歩の時代
　　幻影城はどこにあったか－現代から見た乱歩－ by 日影丈吉（ひかげじょうきち・作家）
　　乱歩の塔 by 島田荘司（しまだそうじ・作家）
　　乱歩と『新青年』 by 鈴木貞美（すずきさだみ・文芸評論）
　乱歩と少年探偵団
　　二十面相と子供達 by 米沢嘉博（よねざわよしひろ・マンガ評論）　→　（注）目次のタイトルは「二十面相と少年達」
　　少年探偵団の大人性 by 太田克彦（おおたかつひこ・評論家）
　乱歩のパノラマ世界
　　<芸術の王国>について－『パノラマ島奇談』余聞－ by 田中英道（たなかひでみち・美術史）
　　夢見る乱歩－密室パノラマの快楽－ by 浜口稔（はまぐちみのる・言語哲学）
　　イリュージョン・コミック by 堀切直人（ほりきりなおと・評論家）
　乱歩の<猟奇>
　　名もなくやさしく美しくあるいは、孤島の小林少年 by 橋本治（はしもとおさむ・評論家）　→　（注）目次のタイトルは「名もなくやさしく美しく、あるいは孤島の小林少年」
　　江戸・乱歩の冷たいクレイジー by 田中優子（たなかゆうこ・近世文学）
　乱歩探偵小説作法「全集未収録作品」
　　ホームズの情人 by 江戸川乱歩
　　女性と推理小説 by 江戸川乱歩
　　推理小説の源流－推理小説史は砂時計型である－ by 江戸川乱歩
　　微視的探偵法 by 江戸川乱歩
　　探偵小説「話の泉」 by 江戸川乱歩
　　アイリッシュ『幻の女』 by 江戸川乱歩
　　推理小説今昔 by 江戸川乱歩
　　対談「探偵小説を語る」江戸川乱歩・横溝正史
　乱歩全集未収録作品解題 by 中島河太郎（なかじまかわたろう・ミステリ評論）
　月光・レンズ・鏡
　　月の下の鏡のような犯罪 by 竹本健治（たけもとけんじ・作家・太田美子絵）
　　変幻する眼－乱歩とバロッキズム－ by 今泉文子（いまいずみふみこ・ドイツ文学）
　　壊れた時に生きる人 by 宮西計三
　　テクスト裏の散歩－<視る>と<触れる>の対位法－ by 大石雅彦（おおいしまさひこ・ロシア文学）
　乱歩と日本の文学
　　直哉と潤一郎、そして乱歩－地動説のマゾヒズム－ by 天野哲夫（あまのてつお・評論家）
　　江戸川乱歩と宇野浩二 by 上野昂志（うえのこうじ・評論家）
　乱歩の性と生
　　乱歩のひそかなる情熱－江戸川乱歩と同性愛－ by 須永朝彦（すながあさひこ・歌人）
江戸川乱歩：小品<情死>（代作）（「探偵趣味」T15・1月号所載）
アンケート解答<探偵問答> by 江戸川乱歩（「探偵趣味」T14・9月号より）
バタイユの世界「バタイユと社会学研究会」 by 兼子正勝（かねこまさかつ・フランス文学）
ユーラシア世界の漂泊彷徨者たち（17）「勧進聖と説教師と雑芸」 by 杉山二郎（すぎやまじろう・考古学）
もうひとりのわたし（29）「裏切り」 by 岸田今日子（きしだきょうこ・女優）
今月の作品「対話批評・アール・ポエティック」（第16回）『エクリチュールのエロティシズム』 by 松浦寿輝・朝吹亮二
ユリイカ今月の作品 by 選（松浦寿輝・朝吹亮二）
　天児 by 阿部日奈子（東京都）
　うろの認識 by 日向ゆう（神奈川県）
　演技 by 木村克彦（神奈川県）
　消息 by 鈴木薫（埼玉県）
われ発見せり「翻訳の余得」 by 中村妙子（なかむらたえこ・英米文学）
国書刊行会（広告）
　復刊新青年（全七冊別冊一）
編集後記 by ニ、U