【収録作品】 写真 海野十三(昭和21年撮影) 秘密の書斎(『新青年』昭和13年12月号設計・製図) by 海野十三 海野十三の遺書 海野十三の碑(平成3年1月@徳島市中央公園 by 紀田順一郎・撮影) 1.日記 空襲都日記(一) 空襲都日記(二) 降伏日記(一) 降伏日記(二) 2.書簡 戦地から妻へ(一) 戦地から妻へ(二) 友人古賀残星氏へ 3.アンケート 4.コント・科学笑話 科学者と夜店商人 名案 空中楼閣の話 ピストル強盗の影 十年後のラジオ界 白銅貨の効用 出勤簿について 最小人間の怪−人類のあとを継ぐもの− 35年の「よろず」案内を警戒のこと 探偵作家コンクール 問題提起 by 小栗虫太郎(おぐりむしたろう) 解答1「二つの屍体(したい)」 by 横溝正史(よこみぞせいし) 解答2「名探偵帆村(ほむら)」 by 海野十三(うんのじゅうざ) 解答3「教訓」 by 久生十蘭(ひさおじゅうらん) 解答4「護謨樹(ゴムのき)の秘密」 by 木々高太郎(きぎたかたろう) 解答5「墓地の快漢」 by 甲賀三郎(こうがさぶろう) 解答6「仮死社長」 by 大下宇陀児(おおしたうだる) 解答7「漫画解答」 by 横井福次郎(よこいふくじろう) 発明小僧 5.雑小品 あの世から便り(たより)をする話 by 海野十三・浜尾四郎・木々高太郎・甲賀三郎・城昌幸 科学時潮 探偵会話「下駄を探せ」 探偵小説と犯罪事件 江戸推理川柳抄 名士訪問記−佐野昌一氏訪問− 6.単行本未収録作品 科学絵小説「百万年前の世界」 by 海野十三(作)・松下伊知夫(絵) 未来少年 続・未来少年 by 高木彬光(たかぎあきみつ・作) 7.未完作品 電送美人 原子力少年 赤毛の猿人(えんじん) 大地獄旅行(だいじごくりょこう) 8.ラジオの台本 潜水飛行艇飛魚(とびうお)号(一)(昭和十八年九月二十八日放送) 潜水飛行艇飛魚(とびうお)号(二)(昭和十八年十二月二十四日放送) 9.漫画 野球漫画「野球狂(フアン)太郎の試合(マツチ)見物」 見物人雑感 10.作品リスト 著書目録 by 瀬名堯彦編 (1)海野十三名義 (2)佐野昌一名義 作品目録 by 会津信吾編 (1)小説篇 (2)研究・随筆篇 11.年譜 解題 by 横田順彌(よこたじゅんや・作家) 月報「海野十三研究(15)」 手塚治虫は海野十三をどう見ていたか by 島本光昭(しまもとみつあき・SF研究家・ハードSF研究所助教授) 『海野十三全集』の完結にあたって by 紀田順一郎(きだじゅんいちろう・作家・評論家) |
海野十三全集は、海野十三が作家になる前の意欲作から、探偵作家として世に出たころの奇想に富む作品、さらには少年科学小説、冒険小説分野に新生面を拓いた力動感あふれる傑作などを年代順に展開し、さらに戦中から戦後にかけての名作群を未定稿をも含め収録したものである。 (全集紹介より引用) 【海野十三(うんのじゅうざ)(本名:佐野昌一)】 SF作家・推理作家・科学解説家。 日本SFの始祖の一人と呼ばれる。 1897年徳島県に生まれる。 逓信省電気試験所に勤務しながら、1928年に探偵小説「電気風呂の怪死事件」で本格的にデビュー(新青年に掲載)。 1949年没。 |
04 海野十三全集別巻2日記・書簡・雑纂 (装幀・毛利一枝) |