キャバレーで夫人、加奈子が殺された。 夫、啓介が容疑者として浮かびあがった。 啓介には不利な条件ばかりである。 が、ふと思い出した。 その晩なぜか彼を備考する三人の女があったことを。 三人の女を探せば彼のアリバイを立証することができるのである。 しかし単純な愛欲の発端が複雑な犯行の動機と重なり罪もない三人の女にさらに犯行の手はのびる。 他に「生ける人形」など四編を収録。 （カバーより引用） 1974年12月22日

新版横溝正史全集9「女が見ていた」 （装丁・宮田雅之）

【収録作品】 女が見ていた 生ける人形 女怪（じょかい） 百日紅（さるすべり）の下にて 鴉 解説 by 中島河太郎

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