戦友・鬼頭千万太の死を伝えるため、獄門島へと渡った金田一耕助が見たものは―――座敷牢の狂える彼の父親。
美貌で奇矯な三人の彼の妹、月夜、雪枝、花子。
勢力を二分する大網元同志の隠微な確執。
戦友の謎の遺言はまがまがしい翼を拡げ、三人の娘は巧妙悪質な三つのトリック、そして意外な三人の犯人によって、妖異無残な姿で次々に殺されていく。
他に「黒猫亭事件」等、五編を同時収録。
(カバーより引用)


1975年1月22日発行。

新版横溝正史全集6「獄門島」
(装丁・宮田雅之)
【収録作品】

女写真師
消すな蝋燭
蝙蝠と蛞蝓
探偵小説
黒猫亭事件
獄門島

解説 by 中島河太郎


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