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| 1965年に講談社から発行された人形佐七捕物帳シリーズ（全10巻）。 江戸城の大奥で、死んだお染の亡霊が夜な夜な迷い出て鼓を打つという。 さすが業腹の将軍も、威信にかかわるとて、男子禁制の女護ゲ島へ、お馴染み人形佐七を俄武士に取り立てて呼びよせ、雛祭りの大奥狂言競べまでと日限きって、その探索を命じられた。 さすがの佐七親分も、勝手のわからぬ大奥の幽霊話に当惑したが、俄武士の辰五郎と豆六を指揮して、伊賀衆番所に待機する与力神崎甚五郎とチームワークよろしく、大奥女性の権謀術策を向うに廻して大活躍。 他に九篇収録。 1965年8月18日発行。 本文挿画 by 岡本爽太。 |
| 10 鼓狂言 （装幀・真鍋博） |
| 【収録作品】 鼓狂言 吉様まいる 福笑いの夜 化物屋敷 人魚の彫物 蛇性の肌 狸ばやし 丑の時参り 花見の仮面 お玉が池 ＜巻末広告＞ 人形佐七捕物帳シリーズ（全10巻） 01 春宵とんとんとん 02 くらやみ婿 03 水芸三姉妹 04 女刺青師 05 遠眼鏡の殿様 06 団十郎びいき 07 捕物三つ巴 08 蛇使い浪人 09 日蝕御殿 10 鼓狂言 カバー見開き 本格的な時代推理小説 by 中島河太郎 |