【収録作品】 春宵とんとんとん 風流女相撲 地獄の花嫁 うかれ坊主 まぼろし小町 敵討走馬燈 七人比丘尼 いなり娘 猫と女行者 春色眉かくし <巻末広告> 人形佐七捕物帳シリーズ(全10巻) 01 春宵とんとんとん 02 くらやみ婿 03 水芸三姉妹 04 女刺青師 05 遠眼鏡の殿様 06 団十郎びいき 07 捕物三つ巴 08 蛇使い浪人 09 緋鹿の子娘 10 風流お玉が池 カバー見開き ロマンへの郷愁 by 高木彬光 |
01 春宵とんとんとん (装幀・真鍋博) |
1965年に講談社から発行された人形佐七捕物帳シリーズ(全10巻)。 油町の叶屋の一人娘お染が、雪の夜、まむしと異名のある御家人丹野丹三郎を離れ座敷へ引き込み、たのしい逢引を重ねたが、翌朝、丹三郎の死体が火除地の溝脇で発見された。 殺人現場に落ちていた紅い手絡(てがら)から、嫌疑は一応お染にかかるが、人形佐七は納得がいかない。 子分の辰五郎、豆六に命じて叶屋の主人重右衛門、乳母おもと、お染と相思相愛の倅三吉の行動と、その周辺を洗わせた佐七は、まむしの丹三郎と叶屋との結びつきを探って意外な事実を発見する。 他に九篇収録。 (カバーより引用) 1965年4月18日発行。 本文挿画 by 岡本爽太。 |