「奇譚(きだん)」は、奇譚社から1939年20年1月に創刊された(発売は博文館)。 編輯兼發行人は横溝武夫(横溝正史の異母弟)。 (注)欠け37〜56ページ。 |
【収録作品】 扉 讀切長篇漫画笑説「人間自來也譚」 by 片岡敏夫(画) → (注)先頭1ページ欠け ポケツト輕口「處方箋」 by 壽家三馬 映寫幕(スクリーン・ゴシツプ) 懸賞マンガ「『3』は何か」 青年雄飛問答 by 解答擔任・田原春次 懸賞詰將棋三月新題 by 六段・建部和歌夫 魔法の國「ハンケチと紐の手品」 by 天城克彦 演藝拍子木 春場所相撲豫想懸賞當籤發表 ポケツト漫才「木炭車(もくたんしゃ)」 by アメチヨコ・アンパン お便利帖 痛快づくめ讀切傑作小説集 讀切長篇倒幕秘聞「夜鴉組(よがらすぐみ)」 by 湊邦(作)三・玉井コ太郎(畫) 明朗青春一夜花婿「鳶の息子の燕尾服」 by 大町住男・横井福次郎(畫) → (注)最終ページ欠け 怪奇長篇「髑髏檢校(どくろけんぎょう)」(第三回) by 横溝正史・吉田貫三郎(畫) 赤魔脅威猛勇冒險「滿蒙密林の王者」 by 南澤十七・霜野二一彦(畫) 顎十郎捕物(第三話)「鎌いたち」 by 六戸部力・今村恒美(畫) → 欠け 夫婦合戰滑稽家庭「女人密偵(おんなスパイ)」 by 南達彦(作)・津田堯(畫) 天衣無縫浪人渡世「はだか侍」 by 伊藤松雄・神保朋世(畫) 戰線實説ユーモア「彌次喜多從軍記」(第三話)『上海前線親子對面篇』 by 丘柳太郎・堤寒三(畫) 戀か名か「仇討傑作講談集」 劍豪忠僕御家騷動「塚原小太郎−松島の血吹雪(ちふぶき)−」 by 小金井蘆洲・神保朋世(畫) 親分乾分(こぶん)仁侠眞隨「追分三五郎−都鳥(みやこどり)の討たれ−」 by 神田ろ山・矢島健三(畫) 安政三組盃(みくみさかずき)「津の國屋小染(こそめ)の抜讀(ぬきよみ)−雪の夜話(よばやし)−」 by 伊東陵潮・佐川珍香(畫) 雪の曙(あけぼの)義士外傳「菅谷半之亟(すがのやはんのじょう)−忠孝槍一筋(ちゅうこうやりひとすじ)−」 by 桃川若燕・中一彌(畫) 肥後の駒下駄「松山秀太郎−淀の夜舟(よぶね)−」 by 一龍齋貞鏡・近藤紫雲(畫) 成田不動神力加護「桂川力藏−孝子譽(こうしほまれ)の出世土俵−」 by 柴田南玉・木俣清史(畫) 連載マンガ講談「えどまへ鐡火哥兄(てっかあにい)」(第三回) by 横井福次郎(画) 春景色盗人比べ「新版白波五人男」 by 葵錦城 爆笑大會 新作落語「美人ざくら」 by 春風亭柳條・小川眞吉(畫) 時局落語「非常時長屋」 by 丸山章治 落語「戀の省線」 by 桂米丸・宮尾しげを(畫) お臍(へそ)の宿替へ(やどがえ)「債権小僧」 by 道々亭道樂 落語「家庭會議」 by 那珂家照助・宮尾しげを(畫) 一口噺選集「凝り屋くらべ−芝居狂(しばいきょう)−」 by 宵小雨太 演藝會・名人會「十八番傑作讀物集」 女流剣戟王・不二洋子當り狂言の小説化「辨天やくざ」 by 米山菊夫・布施長春(畫) 曾我廼家五郎原作「喧嘩デー」 by 坂本美山・宮尾しげを(畫) 豐竹巖太夫(とよたけいわおだゆう)語り「哀憐無殘−阿波十郎兵衞(あわのじゅうろうべえ)−」 by 夢谷秋夫・坪内節太郎(畫) 琵琶物語榎本芝水口演「北滿(ほくまん)の大和櫻(やまとざくら)」 by 靖田與志・小關まさき(畫) 浪界の人氣王・壽々木米若(すずきよねわか)口演「天龍下れば(てんりゅうくだれば)」 by 水野草庵子・矢島健三(畫) 漫画 「無題」「キ印(きじるし)」「知らぬが佛(ほとけ)」「大望」 by 村山しげる(画) 「『金』」騒動」「流行スタヰル」 by 益子善六(画) 「鐵砲」「惚れた弱味」 by 桂たろ(画) 笑話「こりやおどろいた」 父よ貴方は強かつた−嬉し!鐵路は守られたり!! 講談雑誌三月號「姫君大暴れ」より−紅艶(こうえん)蜘蛛御殿の謎− 春場所漫才 博文館發行「歴代横綱物語」より−天晴れ男女ノ川(みなのがわ)− 棋界噂噺「そそつかしい木村名人」 by 棋好子 海外お茶うけ話 三十年ぶりで世に出た新聞界實録秘話「乃木將軍殉死の或る裏面」 奇譚四月特大號予告 編輯後記「きだん・まんざい」 |
奇譚1939年3月号第1巻第3号 (表紙・「櫻」 by 鴨下晁湖) (表紙・「夜鴉組(よがらすぐみ)−登美−」 by 玉井コ太郎) |