「奇譚(きだん)」は、奇譚社から1939年20年1月に創刊された(発売は博文館)。 編輯兼發行人は横溝武夫(横溝正史の異母弟)。 |
【収録作品】 扉 連作マンガ「當り屋仙太」 by 合作(横井福次郎、村山しげる、矢崎茂四、小關まさき) 滑稽二人漫談「ウインタースポーツ」 話の泉「教訓俚諺−いろは歌留多(かるた)より−」 戰線・銃後「婆さんと兵隊」 滑稽時局漫才「そらごと」 小噺選集 by 野村無名庵 マンガ懸賞「『3』は何か」 演藝拍子木 映寫幕(スクリーン・ゴシツプ) 魔法の國「トランプの手品」 by 天城克彦 トピツク・地方版「不具者(かたわ)づくし@岐阜」「危機!新潟美人@新潟」「うれツ娘@朝鮮」 懸賞詰將棋 by 六段・建部和歌夫 懸賞詰碁 by 六段・橋本宇太郎 オール案内 讀切づくめ面白傑作小説集 讀切長篇幕末秘譚「葉ざくら八方劔(はっぽうけん)」 by 宇佐美十郎・富永謙太郎(画) 悲喜混線男心女心「女性相談所」 by 益田甫・細木原青起(画) 文明開化悲戀繪巻「二頭馬車(にとうばしゃ)娘双六(むすめすごろく)」 by 片岡貢・佐々木澄古(画) 大陰謀大探偵「黄色蛾(きいろのが)」 by 保篠龍緒・嶺田弘(絵) 怪奇長篇「髑髏檢校(どくろけんぎょう)」(第二回) by 横溝正史・吉田貫三郎(畫) 純情快笑銀幕出世「二束三文女優(ワンサガール)」 by 稻津廷一・横井福次郎(畫) 怪光線科學冒險「鷲見博士の弔合戰」 by 里木悦郎・吉邨二郎(画) 義賊次郎吉躍起「辻斬(つじぎり)鼠小僧」 by 三好季雄・玉井コ太郎(画) 滑稽皮肉裏街騒動「やきとり保險」 by 日比野汎・津田堯(畫) → (注)目次の作者名は、「崑野汎」 顎十郎捕物(第二話)「猫屋敷」 by 六戸部力・今村恒美(畫) 戰線實説ユーモア「彌次喜多從軍記」(第二話)『上海戰線漂流篇』 by 丘柳太郎・堤寒三(畫) 仁侠講談「股旅賣り出し三人男」 大前田英五郎「英五郎惡代官斬り」 by 伊東陵潮・布施長春(畫) 清水次郎長「秋葉の火祭」 by 神田ろ山・木俣清史(畫) 國定忠治「明神境内(みょうじんけいだい)の血煙」 by 小金井蘆洲・近藤紫雲(畫) 新首相逸話「平沼のコ」 by 小村長・木俣清史(畫) ユーモア・コント「ヒゲ問答」 by 眞野平助 青年雄飛問答 by 擔任・田原春次 滑稽甲賀流伊賀流忍術競べ(くらべ)「戸隠山中(とがくしさんちゅう)の顔揃ひ」 by 葵錦城・片岡敏夫(畫) 嘘のやうなホントの話 人か鬼か「鼠娘(ねずみむすめ)」 by 北一夫 正眞正銘透視「千里眼男(まほうおとこ)」 by 秋山命澄 マドロス綺談「歸らぬF丸」 by 小山内龍 やくざ綺談「二人政(ふたりまさ)」 by 陸直次郎 連載マンガ講談「江戸まへ鐵火哥兄(てっかあにい)」(第二回) by 横井福次郎(画) とつとき傑作集「名流藝づくし」 愚談漫談「福引奇譚(きだん)」 by コ川夢聲・霜野二一彦(畫) 大當り落語十八番「「かつら騒動」 by 柳家金語樓・宮尾しげを(畫) 歌ふ彌次喜多「滑稽膝栗毛(ひざくりげ)」 by 菊田一夫(原案)・古川ロツパ(彌次郎兵衞)・コ山l(喜多八) 大當り落語十八番「角力(すもう)放送」 by 三遊亭金馬・益子善六(畫) 賣り出し漫談「あの眼この眼」 by 大辻司郎 名コンビ二人滑稽漫才「早慶戰」 by 花菱アチヤコ・横山エンタツ・清水崑(畫) 漫画 「役者」「さかうらみ」「ナイトキヤツプ」「化けられない狐が考へました」 by 益子善六(画) 恋人遂に来たらず by 小關まさき(画) 終電車 by 石川義夫(画) 仇討(あだうち)雪の千尺(せんじゃく) 笑話「目鏡(めがね)」「鳥差(とりさし)」 江戸小噺「商賣違ひ」「とんち」「遠目鏡(とおめがね)」「座頭(ざとう)」 江戸笑噺(わらいばなし)「福禄壽(ふくろくじゅ)」「生醉(なまよい)」「鯨のとし」 奇譚三月号予告 編輯後記「きだん・まんざい」 |
奇譚1939年2月号第1巻第2号 (表紙・ by 鴨下晁湖) |