【収録作品】

巻頭グラビア「少年探偵団の居た風景」 by 磯田和一（文・絵）
新発見小説
　悪魔が岩 by 三津木春影（前編）・江戸川乱歩（続編）
　『悪魔が岩』解説 by 浜田雄介（はまだゆうすけ）
Essay
　乱歩と教科書 by 平井憲太郎（ひらいけんたろう・江戸川乱歩孫・『月刊TRAIN』編集長）
　乱歩おじちゃん by 横溝亮一（よこみぞりょういち・横溝正史長男・音楽評論）
　私にとっての乱歩さん by 北村想（きたむらそう・劇作家）
　少年探偵団、その人間関係 by 永江朗（ながえあきら・ライター）
　江戸川乱歩出題の探偵クイズ大懸賞 by 堀江あき子（ほりえあきこ・弥生美術館学芸員）
　「少年探偵団」のころ by 井上淳（いのうえきよし・小説家）
　乱歩、≪物語≫の王－オマージュから講談へ－ by 芦辺拓（あしべたく・小説家）
　推理作家の出来るまで by 都筑道夫（つづきみちお・小説家）
Essay & Illustration or Photograph
　どこか懐かしい闇の世界 by 藤田新策（ふじたしんさく・イラストレイター）
　RAMPO by 逆柱いみり（さかばしらいみり・漫画家）
　怪人たちの残像 by 川崎ゆきお（かわさきゆきお・漫画家）
　土蔵の悪夢 by 石塚公昭（いしづかきみあき・人形制作・写真家）
特別対談「『少年探偵団』あやしい魅力」 by 北村薫（きたむらかおる・ミステリ作家）・戸川安宣（とがわやすのぶ・ミステリ評論）
対談「これからの探偵小説」 by 江戸川乱歩・松本清張（まつもとせいちょう）
Speech Interview & Talk
　「時」の入れ子構造を旅すること by 佐野史郎（さのしろう・俳優・ミュージシャン）
　怪人二十面相に自己投影していた乱歩 by 天樹征丸（あまぎせいまる・漫画の原作）
　マンガ版『芋虫』を追い求めた日々 by 喜国雅彦（きくにまさひこ・漫画家）
　　喜国雅彦Collection by 喜国雅彦（Text)
未公開書簡「横溝正史宛『書簡』」 by 江戸川乱歩・新保博久（しんぽひろひさ・注釈・解題）
アンケート「私が選ぶ『乱歩作品』ベスト5」
　by 芦辺拓（あしべたく・小説家）・川村湊（かわむらみなと・文芸評論）・川崎賢子（かわさきけんこ・文芸評論）・木田元（きだげん・哲学者）・
　　　日下三蔵（くさかさんぞう・ミステリ評論）・郷原宏（ごうはらひろし・詩人・文芸評論）・佐藤亜有子（さとうあゆこ・小説家）・
　　　末國善己（すえくによしみ・文芸評論）・杉江松恋（すぎえまっこい・ミステリ評論）・千街晶之（せんがいあきゆき・ミステリ評論）・
　　　中条省平（ちゅうじょうしょうへい・仏文学者）・冨田均（とみたひとし・作家）・南陀郎綾繁（なんだろうあやしげ・小説家）・
　　　二階堂黎人（にかいどうれいと・小説家）・貫井徳郎（ぬきいとくろう・小説家）・野崎六助（のざきろくすけ・作家・評論家）・
　　　長谷部史親（はせべふみちか・文芸評論）
Key Word「少年探偵団を知るための10のキー・ワード」 by 戸川安宣（とがわやすのぶ）
新作講談「江戸川乱歩一代記－乱歩と神田伯龍－」 by 芦辺拓（あしべたく・小説家）
Critique
　鏡の奥の間－乱歩におけるレンズ、鏡、触覚－ by 谷昌親（たにまさちか）
　隠蔽される少年への意志 by 長山靖生（ながやまやすお・文化史学）
　孤独すぎる怪人 by 中井英夫（なかいひでお・小説家）
　もれる息・しぼむ風船 by 細馬宏通（ほそまひろみち・評論家）
　鏡を通り抜けて－「火星の運河」から「盲獸」へ－ by 安藤礼二（あんどうれいじ・文芸評論）
　乱歩、夜の夢－後期作品から見た少年モノ－ by 戸川安宣（とがわやすのぶ・ミステリ作家）
　映像で観る乱歩作品の魅力 by 夢野みさを（ゆめのみさお・フリーライター）
　慾望を写し出すレンズ by 越川道夫（こしかわみちお・映画評論）
乱歩ミニ情報 by 古俣裕介
　「華麗なる職業遍歴」「早稲田犯罪学大学教授」「最初で最後のコマーシャル」「引越し魔・乱歩」
　「凶悪事件と探偵作家」「つくられた乱歩像」「作家生活の半分は休筆」「原稿料は一枚一円」
　「明智小五郎の変身」「私立探偵になりそこねる?!」「アメリカ渡航の夢」「乱歩と酒」「現実が小説を追跡する」
　「父の晩年と『屋根裏の散歩者』」
Column
　乱歩の移り気－『幻の女』からカーへ
　ミステリーに惚れ直す
　トリックの乱歩、プロットの正史
　乱歩の多忙な日々
　気のおけない仲
　正史との友情の証
資料
　「少年探偵団」全作品レビュー by 黄金髑髏の会・橋本直樹（はしもとなおき）・濱中利信（はまなかとしのぶ）
　江戸川乱歩略年譜・作品書誌 by 山崎譲（編）
編集後記
　
　