金ピカのフロックコートに身を包み、高い鷲鼻（わしばな）と吊り上がった険しい目をした金色の魔術師。
「わしには七人の少年少女が必要なのじゃ」という謎めいた言葉を残し、老魔術師は無気味な笑い声と共に嵐のように消え去った！
名探偵金田一耕助の一番弟子を自認する立花滋少年は、失踪した同級生の行方を探すため、仲間の二人の少年と古びた洋館にやってきた。
そしてある部屋のドアの隙間から覗きこんだ彼らは、恐ろしい光景を目撃した。
あの金色の魔術師が、行方不明の同級生を悪魔の生贄にしようとしていたのだ・・・・・・。
推理ジュヴナイルの最高傑作！
（カバーより引用）

注）ジュヴナイル(juvenile) ：少年少女を主人公としたティーン向けの小説

編集構成 by 山村正夫