「譚海」は、博文館から「少年少女譚海」として1920年1月に発行された児童文学雑誌。
1940年1月号(第二十一巻第一号)から「科学と国防 譚海」と誌名が変更された。
1944年3月(第二十五巻第三号)で廃刊。

【収録作品】

扉「戰ひ抜いて勝ち抜いて」 by 大政翼賛會宣傳部(作詞)・明本京靜(作曲)
科學いろいろ面白頁
 水中聽音機の話「潜水艦の觸覺」
 拓け南方植物「ゴムの話」
 戰線異聞「敵は山蛭」
 面白いマレーの地名
 世界に誇る日本航空界「超長距離機生る(うまる)」
 懸賞金五百弗
 大東亞地理「複雑な比島の住民」
 お伽の國のお年賀
大東亞經濟早わかり一問一答「南方物資とわれらの生活」 by 商工省嘱託・前田梅松
滿洲國建設譜「榮(はえ)ある大東亞の民族」 by 對滿事務局事務官兼文部事務官・森田孝
地上防空の兵器「高射砲・照空燈・聽音機とは何か」 by 陸軍少佐・コ永一雄
現地報告「北國(ほっこく)の漁村生活を探る」 by 高井貞二(畫と文)
合板(ベニヤ)工場見學記 by 雨宮一郎(文)・小川哲男(畫)
二色口繪「來る(きたる)べき米英のゲリラ戰(せん)」 by 三宅修(編輯)・飯塚羚兒(畫)
青年工作教室「廢物利用の家具三種」 by 田口武二郎
われらの生活科學
 父より息子へ「活動力(エネルギー)の發電所」 by 大河内武彦
 父より娘へ「決戰生活と栄養」 by 船田滋
譚海一月號愛讀者慰安大懸賞當選者芳名
特輯「大東亞十億進軍譜」
 佛印(ふついん)篇「恩賜(おんし)の煙草」 by 秘田余四郎
 マレー篇「ジヨホールバルの鐘」 by 内藤英雄
 タイ篇「美はしき(うるわしき)救援隊」 by 板津憲一
 比島篇「熱血アウナリオ老」 by 中屋健弌(なかやけんいち)
國民の唄(その三)「前進の誓ひ」 by サトウ・ハチロー・三芳悌吉(畫)
街の問答「電光ニユースの種明し」 by 大江三平
國際秘帖「江南清卿戰(こうなんせいきょうせん)」 by 山中峯太郎・松野一夫(畫)
大陸小説「沙漠の呼聲(さばくのよびごえ)」 by 横溝正史・玉井コ太郎(畫)
現代明朗小説「令孃旋盤工」 by 三木蒐一・中一彌(畫)
時代小説「爆死侍」 by 戸川貞雄・中一彌(畫)
現代小説「海師(うみし)の子」 by 渡邊啓助・高木清(畫)
讀者慰問大懸賞新題
講談雑誌三月號(広告)
 
からす凧 by 横溝正史
新青年三月號(広告)



譚海1942年3月号第23巻第3号
(表紙・「照空燈」by 原田香苗(撮影)・畫光社(着色))
(一覧へ)