「譚海」は、博文館から「少年少女譚海」として1920年1月に発行された児童文学雑誌。
1940年1月号(第二十一巻第一号)から「科学と国防 譚海」と誌名が変更された。
1944年3月(第二十五巻第三号)で廃刊。


(一覧へ)
【収録作品】

口繪
 敵陣を馬蹄に蹴散らす by 玉井コ太郎(たまいとくたろう・畫)
 將來の海戰の花形航空巡洋艦 by 村上松次郎(むらかみまつじろう・畫)
 奉天大會戰記念画集
  決死の突撃 by玉井コ太郎(たまいとくたろう・畫)
  總司令官大山元帥
  敵將クロバトキン大將
  敵兵奉天に大集結 by 松添健(まつぞえたけし・畫)
  わが鴨緑江(おうりょくこう)軍の突撃 by 玉井コ太郎(たまいとくたろう・畫)
  乃木第三軍の猛前進 by 根本雅夫(ねもとまさを・畫)
  敵陣へ肉迫 by 根本雅夫(ねもとまさを・畫)
  猛烈な夜襲 by 根本雅夫(ねもとまさを・畫)
  ロシヤ砲兵隊の退却 by 嶺田弘(みねたひろし・畫)
  列算を亂して露軍の敗走 by 柿原輝行(かきはらてるゆき・畫)
  戰ひの跡 by 玉井コ太郎(たまいとくたろう・畫)
大評判漫畫學校
 「もし人間に尾があつたら」「けちな三目入道(みつめにゅうどう)」「泣蟲大將」「猫嫌ひ」「虎の生獲(いけどり)」「無題」 by しん平
 「無題」「戰爭の原因」「外と内」 by 今村つとむ
 「無題」「コレハコレハ珍案」 by 岡健兒
 スポーツニツポン
 ワン公物語「探偵の巻」
譚海川柳
短編傑作小説
 立志美談「怨敵(おんてき)を救ふ名醫」 by 香好弘一(かよしこういち)・根本雅夫(ねもとまさを・畫)
 連續漫畫「のん吉上等兵」(8回) by 今村つとむ(画)
 猛獸合戰「藪(ジヤングル)を守る狼」 by 中島袈裟郎(なかじまけさを)・玉井コ太郎(たまいとくたろう・畫)
 忠勇義烈「奉天戰の乃木將軍」 by 水島長太郎(みずしまちょうたろう)・根本雅夫(ねもとまさを・畫)
 漫畫訪問「經濟の話−小汀利得(おばまりとく)先生訪問−」 by 阪本牙城(さかもとがじょう)
 金鑛奇譚(きだん)「凍原の勇少年(とうげんのゆうしょうねん)」 by 梶禮夫(かじよしお)・飯塚羚兒(いいづかれいじ・畫)
 繪物語「金獅(きんし)武勇傳」 by 南城一(みなみしろいち・文と画)
 戰國美談「粗忽茂助(そこつもすけ)の功名」 by 原圭二(はらけいじ)・藤井耕達(ふじいこうたつ・畫)
 成功物語「この一心(いっしん)この一念(いちねん)」 by 大瀧鞍馬(おおたきくらま)・加藤三郎(かとうさぶろう・畫)
 痛快實話「杉村・三船兩雄の大血戰」 by 松本鳴弦樓(まつもとめいげんろう)・柿原輝行(かきはらてるゆき・畫)
少年少女科學知識
 軍國の春陸軍始觀兵識(りくぐんはじめかんぺいしき)
 凱旋した多門中將と新任海相(かいしょう)
 大汽船の陸上運搬計畫
 白木屋の火事
 引張りだこの飛行機製作工
 重要な軍需品石綿(いしわた)發見
 佛の主力艦なる
 三谷號命名式
 新式水上機引揚裝置
 支那の大空軍計畫
 小さな自動車選手權大會
 空の特別大演習
 東京新京間の軍用航空
 豪華を誇る海の浮(うき)ホテル
 シカゴ世界大博覽會準備なる
 日常の防毒智識
 日本の自動車數
 樺太(からふと)のアイヌが兵隊さんに
 新型デイゼル電氣機關車
 面白い空中射撃演習
 完成近き米國の大航空船メーコン號
 急行用の電氣機關車
四大長篇
 東亞陰謀秘録「ウラルの東(ひがし)」 by 山本周五郎(やまもとしゅうごろう)・玉井コ太郎(たまいとくたろう・畫)
 御前試合「快傑由井正雪(ゆいしょうせつ)」 by 北島洋三(きたじまようぞう)・伊藤幾久造(いとうきくぞう・畫)
 
怪盗ルパン「海底水晶宮」(第八回) by 横溝正史(よこみぞまさし)・嶺田弘(みねたひろし・畫) → (注)目次の表記は「よこみぞせいし」
 大冒險小説「都市覆滅團(ふくめつだん)」 by 野村胡堂(のむらこどう)・岩田專太郎(いわたせんたろう・畫)
壯烈山海關攻撃戰
タンカイクラブ
書生時代の花井卓藏−男子の手は大事な手だ−
崇高なアムンゼン翁−探檢家の神聖なる義務−
「教育日本歴史」一萬名大懸賞新題
三月號ス壹千名特別大懸賞問題
十二月號大懸賞
新年號募集少年世界當選者發表
新年號ニユース壹千名懸賞發表
壯麗目を奪ふ譚海四月號(豫告)
 海底水晶宮 by 横溝正史

幼年画報三月号(広告)
編輯室より



少年少女譚海1933年3月号第14巻第3号
(表紙・ 「飛行機」 by 須藤しげる)