「新青年」は、博文館から1920年1月に創刊された。
1950年7月号が最終号。
増刊号を含めて400冊を発行。
博文館は1948年に財閥解体の圧力などで解散、新青年は博文館→江古田書房→文友館→博友社に変わった。

(注)「蓼科三」は、横溝正史のペンネーム。


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新青年1935年3月春期増刊号第16巻第3号
(表紙・松野一夫)
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【収録作品】

長編読切探偵小説
 復讐 by ヘドン・ヒル(延原謙譯)
湖畔の挿話 by シャーロット・ドックスタッダー(高森栄次譯)
手掛り皆無 by E.アルメディンゲン(田中早苗譯)
車中の一夜 by H.ド・フェル(訳者無署名)
狆の鼻 by ジョン・ベア(高森栄次譯)
毒蛇 by ロナルド・ライト(田中早苗譯)
斧 by ガストン・ルルウ(瀧一郎譯)
桃色幻想曲 by テムプル・サーストン(田中早苗譯)
宝石商殺害事件 by ダドリ・ホイス(訳者無署名)
銀の燭台 by ロバート・ヨーク(訳者無署名)
愛と正義 by ジェッシイ・T.ミッチェル(谷中清譯)
改心仕直し by O.ヘンリイ(廣瀬將譯)
函(はこ) by エミイ・B.ジェコブス(訳者無署名)
大根 by ハーバート・ジャスミン(谷中清譯)
プラーグの秘密 by カレル・チャヘク(浅野玄府譯)
砂袋(すなぶくろ) by バロネス・オルチ(蓼科三譯)
壁 by G.ド・ロウトレック(訳者無署名)
緬甸(ビルマ)の青玉 by アヴレエ(訳者無署名)
コント
 笑ひごっこ by N.H.テビス(西田政治譯)
 葉巻の灰(はい) by エドガー・ウォーレス(井上英三譯)
 性懲りのない男 by カミ(訳者無署名)
 給仕頭 by G.S.ブルックス(黒沼健譯)
 +(プラス)と−(マイナス) by ホロウェイ・ホルン(妹尾アキ夫譯)
 燐寸(マッチ) by ヘレン・シンプスン(黒沼健譯)
 騙された御婦人 by W.ホルブルック)(訳者無署名)
 走馬灯 by ある・ブロムレイ(西田政治譯)
 推薦状 by ジェイムス・N.ヤング(西田政治譯)
 水道 by グレイ(妹尾アキ夫譯)
 特ダネ by レオノラ・グレゴリイ(井上英三譯)
中篇傑作集
 盗み聴き by ルイ・ブロムフィールド(吉岡龍譯)
 銅指男 by ドロシイ・セーヤーズ(黒沼健譯)
 クリシー街の遺書 by モーリス・ルナール(向原明譯)
 丘の家 by ルース・オーギルトリー(高森栄次譯)
 通りすがりの男 by アガサ・クリスチー(浅見篤譯)
 護符(クリスマン) by カール・ワルト(千葉猪兵譯)
 一つの論理的な結末 by R.S.ガードナー(樺山楠夫譯)
 自殺に雇われた男 by ポオル・トライム(井上英三譯)
 緑色のネクタイ by ダシエル・ハメット(浅見篤譯)
 
覗機械倫敦綺譚(のぞきからくりろんどんきだん) by トム・ガロン(蓼科三譯)
世界大犯罪ものがたり
 「ランドリュ事件」「クリップン事件」「パークマン事件」「ヴァルボ事件」
 「ブランビリエ夫人事件」「ガイスラー事件」「『山上の月』物語」「ハールマン事件」
 「ロビンフッド・ケリー」「メリー・ロオヂャース事件」「『浴槽の花嫁』事件」
 「ジャック・ゼ・リッパー」「コアナール物語」「グロオスマン事件」「トロップマン事件」
奇法珍罰集 by 筆者無署名
無頼列伝 by 筆者無署名
世界奇聞 by 筆者無署名
珍英国史 by 筆者無署名
編輯だより
  
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