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新青年1927年2月新春増刊号第8巻第2号
(表紙・松野一夫)
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【収録作品】

めくら蜘蛛(ぐも) by L.J.ビーストン(延原謙訳)
子守唄(ベルコオズ) by L.J.ビーストン(延原謙訳)
三人の泥棒 by ハリス・バーランド(妹尾アキ夫訳)
花園の死体 by ハリス・バーランド(妹尾アキ夫訳)
サムと猿公(えてこう) by J.マッカレー(坂本義雄訳)
サムのサンタクロース by J.マッカレー(坂本義雄訳)
屍体の顔 by バーリイ・ペイン(山名耕作訳)
緑の紙片 by バーリイ・ペイン(山名耕作訳)

巡査を殴る by ウォドハウス(梶原信一郎訳)
言はず屋 by ウォドハウス(梶原信一郎訳)
夢のやうに by R.クロムトン(梶原信一郎訳)
猿も木から by スヰーニー(妹尾韶夫訳)
儲け話(ばなし) by E.P.バトラー(巨勢洵一郎訳)
墓参(ぼさん) by T.ウェルド女史(訳者無署名)
三破風館(スリーゲープレス) by コーナン・ドイル(妹尾韶夫訳)
探偵ユベール by ヴィクトル・ユーゴー(田中早苗訳)
不思議な侵入者 by オースチン・フリーマン(妹尾アキ夫訳)
名刺 by タリップ(妹尾アキ夫訳)
喜劇「欺し合ひ(だましあい)」一幕 by W.C.デミル(吉田甲子太郎訳)
慈善数学 by オオ・ヘンリイ(松木新訳)
鏡 by J.モルガン(田内長太郎訳)
バ・ダ・ブン姫奇談 by ガストン・ド・パウロオスキ(山野三五郎訳)
夫婦喧嘩第二幕 by フイシエ兄弟(山野三五郎訳)
嘆きのハムレット by トリスタン・ベルナアル(山野三五郎訳)

氷(こほり) by J.W.ビヤンストツク(訳者無署名)
シュザンヌの悪企み(わるだくみ) by ヴヰリイ(山野三五郎訳)
空腹の効果 by トリスタン・ベルナアル(山野三五郎訳)

失くしたボール by チャールズ・マトキン(梶原信一郎訳)
名主筆 by フイシエ兄弟(山野三五郎訳)
死の舞踏 by カミ(訳者無署名)
暹羅(シャム)兄弟因果噺 by トリスタン・ベルナアル(山野三五郎訳)
馬鹿々々しい話
客と運転手(絵)
あねくどをつ
喜劇「西洋井戸端騒動」
なんせんす(フランス小咄)
文学者に関する愚談と漫談
西洋笑話(せいようしょうわ) by 牧逸馬
JOKE
亭主速報台(絵)
殺人ダンス(絵)
言葉少なの男
窃盗の手口
ロシヤ映画界の消息断片 by 志波渓生
探偵小説雑感 by 正宗白鳥
探偵小説と現実味 by W.H.ライト(延原謙訳)
仏心鬼手(ぶっしんきしゅ) by 真野歓三郎
映画劇探偵もの愚論 by 立花高四郎
法廷挿話 by 竹添蝶二
血液に依る親子の鑑別 by古畑種基( 医学博士)
無名島(むめいとう) by モリス・ルヴェル(井上勇訳)
恋愛曲線を称ふ by 横溝正史
編輯局から by 横溝正史

「新青年」は、博文館から1920年1月に創刊された。
1950年7月号が最終号。
増刊号を含めて400冊を発行。
博文館は1948年に財閥解体の圧力などで解散、新青年は博文館→江古田書房→文友館→博友社に変わった。

(注)「山名耕作」「山野三五郎」は、横溝正史のペンネーム。