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新青年1923年3月号第4巻第4号
(表紙・「遠乘」 by 松野一夫)
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「新青年」は、博文館から1920年1月に創刊された。
1950年7月号が最終号。
増刊号を含めて400冊を発行。
博文館は1948年に財閥解体の圧力などで解散、新青年は博文館→江古田書房→文友館→博友社に変わった。


注)「鳥井零水」は小酒井不木の別名。

【収録作品】

三色版「春近し」 by 泰西名画
口繪
 斷崖上の放れ業
 東京と大阪
 米海軍の浮城(うきしろ)
青年と自治 by 東京市長・子爵・後藤新平
詩「輝く港」 by 今泉英夫
南米アルゼンチンの牧場生活(二) by 亞國(アルゼンチン)農業研究會長アルツーロ氏事・平川末友
雪の箱根山 by 大町桂月
國民性の比較 by 東京帝國大學文學部助教授・植松安
繪物語「雪のシベリア」 by 小野寺秋風
青年と娯樂 by 陸軍大佐・田所成恭
英領加奈陀(カナダ)より by 晩香坡(バンクーバー)にて・渡邊新次郎
海外の新珍談
最近の内外時事問題「佛國(ふつこく)のルール占領其他」 by 外交時報主幹・半澤玉城
時事漫畫 by 國分暢天(画)
ガタマの佛像 by 酒匂正樹
世界密航者列傳(二)「二朱の金で密航を企てた吉田松陰」 by 日本力行會長・永田稠
懸賞二等當選小説「牛を追うて」 by 池田齋
瑞西(スヰツツル)から獨逸(ドイツ)へ by 在伯林(ベルリン)・田村俊夫
ブラジル移民十年(三) by 在ブラジル・高橋麟太郎
辨當喰はれの怪 by 張慶亭
再び青年Kに by 正木淳
斷崖上の放れ業
支那奇譚「地獄」 by 田中貢太郎
面白い話
S大統領の死 by 河瀬蘇北
偶感 by 鳴宮世之助
和歌 by 羽生操(選)
 選後小言 by 操生
俳句「春田」「椿」 by 松澤雪松(選)
探偵小説を募集す−隱れたる作家の創作を慫慂す−
廿日から廿日まで
誌友倶樂部
連載小説(前號まで)の梗概「スミルノ博士の日記」「古塔の秘密」「壁の孔」
連載探偵小説
 スミルノ博士の日記(四) by エス・アー・ドウーゼ(作)(鳥井零水譯)
  懸賞金三百圓「探偵小説『スミルノ博士の日記』に附す」懸賞規定
 古塔の秘密(二・完)「八點鐘の一篇」 by モオリス・ルブラン(田中早苗譯)
英佛米五人集
 サムの鬱憤 by ジヨンストン・マツカレー(訳者無署名)
 或る男の話 by アンリ・バルビユーズ(吉田夏村譯)
 三つ目の男 by ウヰリアム・ル・キユー(吉田夏村譯)
 シーザーの首 by ジ・ケ・チエスタトン(西田政治譯)
 暴風雨(あらし)の夜 by モーリス・ルヴエル(田中早苗譯)
本誌より新載「殺人論」(一) by 醫學博士・小酒井不木
四月春季増大號(豫告)
中學世界三月號(広告)
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編輯局から


 
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