新青年1922年6月号第3巻第7号
(表紙・「初夏」 by 松野一夫)
「新青年」は、博文館から1920年1月に創刊された。
1950年7月号が最終号。
増刊号を含めて400冊を発行。
博文館は1948年に財閥解体の圧力などで解散、新青年は博文館→江古田書房→文友館→博友社に変わった。


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【収録作品】

三色版「紐育ブロードウエイの夕暮」 by ウオルマーク(畫)
口繪
 日英皇太子殿下
 英國皇太子殿下の御英姿
 惑星から惑星へ
詩「仲間」 by 白鳥省吾
文藝復興期の追慕 by 醫學博士・小酒井不木
ボルネオ山中の食人國探險記 by 生方元道
生命の流(ながれ)(下) by 渡邊白鷹
南米コロンビヤ縱斷記 by 在カリー市・熊谷武士
お笑ひ話
木曽行(きそこう) by 陸軍大佐・田所成恭
農村は何故(なにゆえ)疲弊する by 浦野芳雄
輸卒物語(上) by 波路龍郎
探偵小説「古本の秘密」 by 健三郎
事實奇談「新浦島物語」
 現代のロビンソン・クルーソー
 蠻人を救ひ蠻人に救はる
 憐れな二人の白人の女
 蠻人の酋長となる
 倫敦(ロンドン)に於けるド・ルージユモン
この世の地獄戰慄すべき監獄部屋の話 by 全國土工總同盟會理事・白石敏男
惱みある友へ by 日本力行會長・永田稠
 藥局生から海外へ by 岩手縣・伊藤省三
 忍從三年 by 東京・畑丸實
 米國留學の希望 by 北海道・梶尾景雄
 借金四百圓に苦められ by 神奈川・今井卯吉
 軍隊から海外へ by 京都・渡邊泰二
 父の遊蕩 by 岐阜・中野俊雄
 嗚呼(ああ)家族制度 by 愛知・日朝近好
 滿洲から南洋へ by 無名氏
 夫人の海外渡航希望 by 空の孃
 妾(わたし)の願(ねがい) by 某女
海外發展問答
本誌の飛躍的大發展豫告
新青年特別増刊探偵小説傑作集豫告
探偵小説選評
3は何當選發表
考物正解當選者
新青年懸賞規定
和歌選 by 羽生操(選)
俳句選「夏の山」「蟹」 by 松澤雪松(選)
誌友倶樂部
探偵小説「グレル氏事件」(一) by フランクフロースト・青木羊太(譯)
密偵小説「灰色の男」(一) by オルツイ夫人・天草煌人(譯)
怪奇小説「爆彈」(一) by モオリス・ルブラン・保篠龍緒(譯)
 はしがき by 保篠龍緒
檢査の日に by 鵜野壺天
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編輯局より