「失踪二十年目に香港で」桐野夏生、「葬式は無用」高峰秀子、「カラス駆除中、転落死」渡辺恒雄・・・・・・。
「ご自身の死亡記事を書いて下さい」という大胆無謀な企画に各界102人が応えてできた前代未聞の書。
全篇にそれぞれの人柄、人生観が窺われ、時に抱腹、時に粛然とさせられる名篇ぞろい。
文庫化にあたり新たに12人が執筆
(カバーより引用)


【コメント】
(1)2004年12月の文庫化にあたって12名の死亡記事が追加された。
   (計114名)
(2)高峰秀子「往年の大女優ひっそりと」は、「にんげん住所録」
   (文春文庫2005年7月)に同作品が収録されている。
21 私の死亡記事 by 文藝春秋編
(カバー・坂田正則)
【収録作品】

阿部譲二 「友人医師の一言を鵜呑みにした末に」
安野光雅 「趣味は嫉妬」
池部良   「そばつゆ」
高峰秀子 「往年の大女優ひっそりと」
森毅    「人間はすべて幽霊に」
山本夏彦 「寄せては返す波の音」

ほか計114名の死亡記事が掲載。
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