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| 【収録作品】 この絵と昭和初期のこと まえがき 幼年学校 兄の気持 宗男 傷の痕（あと） 藤本先生 雪ダルマ 蕪坂峠（かぶさかとうげ） 菊と火事 杉鉄砲 治ちゃんと成ちゃんのこと 級長 空き地 源氏巻 新聞社 青大将 アラビヤンナイト 高崩（たかぐえ） 今市通り 小春日和 土蔵 鏡の中 蟻と蝉 タンポポ 防空演習 失恋した人 鋸屑（のこくず） 提灯ミッチャン 露店の手品師 お手伝いさん お隣 川蟹 三大がっかり 機関庫 御旅所（おたびしょ） バリカン 遠足 苺 駄菓子屋 森鴎外 有田ドラッグ 小蟹 祭りの露天商 煙草 のらくろ ヒトリ・ダマリ・ノ・ミチ 大中愛子さん 弟の絵 あとがき |
| 09 いずれの日にか国に帰らん （装丁・安野光雅） |
| 鏡を水平において、そのなかを覗くのが一人遊びの極意であった 故郷、弟のこと、そして忘れえぬ人たち 鏡をおけば、そこにぽっかりと穴が開いて、 電球は下から垂直に上に伸びているし、 鴨居を越して歩いていくと、地下室を踏査できる。 「我が家には秘密の地下室があった」 ―空想と不思議な世界への招待状 （帯より引用） 2018年4月25日発行。 |